りんごの歴史と種類
★りんごの歴史 |
りんごが誕生したのは、現在のイラン、コーカサス地方。日本では、明治初期に欧米から輸入され作られ始めました。何種類かのりんごの中で、国光と紅玉が約100年にわたって日本の代表的なりんごとして親しまれてきました。昭和の初めには新品種の育成が国によって開始され、近年になりその成果が現れ始め、様々なりんごが出回るようになりました。現在のりんごの生産量は、ふじが全体の50%を占め、つがるが15%、残りがその他の品種になります。各地で特長のある品種が発表されつつあり、私達の食べるりんごは今後さらに多様化することでしょう。 現在一番人気のあるふじは、国光を母親、デリシャスを父親として、23年もの月日をかけて育成されました。すべてのふじの木は、たった一本の原木から接ぎ木を繰り返して繁殖されたものです。そして、この原木は盛岡市にある果樹試験場の盛岡支場に移植され、今も大切にされています。なお、「ふじ」という名前の由来は、初めて交配された当時の園芸試験場東北支場のあった青森県藤崎町の「藤」にちなみ、同時に富士山をイメージしたとのことです。 |
★信州で栽培されている主な品種をご紹介します。 |
品種名 | 収穫時期 糖度と酸度 |
特 長 |
ふ じ サンふじ |
11月上旬〜中旬
糖度 15% 酸度 0.4% |
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つがる サンつがる |
8月下旬〜9月上旬
糖度 14% 酸度 0.3% |
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王 林 |
10月下旬
糖度 15% 酸度 0.3% |
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さんさ |
8月下旬〜9月上旬
糖度 15% 酸度 0.45% |
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ジョナゴールド |
10月上旬〜中旬
糖度 14% 酸度 0.5% |
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シナノスイート |
10月上旬〜中旬
糖度 14.5% 酸度 0.3% |
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千 秋 |
10月上旬〜中旬
糖度 14% 酸度 0.45% |
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陽 光 |
10月上旬〜中旬 |
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秋 映 |
10月上旬〜中旬
糖度 15% 酸度 0.4% |
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紅 玉 |
9月下旬〜10月上旬 |
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品種名 | 収穫時期 糖度と酸度 |
特 長 |